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臼歯部に交叉咬合を認める成人の上顎前突症
- 40代
- 出っ歯(上顎前突)
- 表からの矯正
46歳女性の患者さんです。小臼歯抜歯により上顎前突(出っ歯)、臼歯部交叉咬合などの矯正治療を行いました。
矯正前
Before Ⅰ
Before Ⅱ
Before Ⅲ
Before Ⅳ
右側大臼歯部に交叉咬合(すれ違いの咬み合わせ)、下顎歯列には叢生(ガタガタの歯並び)を認めます。 前歯部は上顎前突(出っ歯)と過蓋咬合を呈し、咀嚼障害がありました。
矯正後
After Ⅰ
After Ⅱ
After Ⅲ
After Ⅳ
上下顎の小臼歯をそれぞれ2本抜歯を行い、そのスペースを用いて上顎前歯の後方移動と下顎歯列の叢生の改善を行いました。上顎前歯の後方移動により口唇の突出感も改善されました。右側大臼歯部の交叉咬合も改善され適切な臼歯部の咬合が確率できました。
動的処置期間:2年5ヵ月、治療費用:約90万円
矯正治療には一般的に以下のようなリスクと副作用があります。
・患者さんによる適切なブラッシングが行われなかった場合に虫歯ができることがあります。
・ブラケット(装置)が粘膜を過度に刺激した場合、口内炎が起こることがあります。
・歯の初期移動の際に痛みを感じる場合があります。(通常数日で治ります)
・長期間の歯の移動により極めて希に歯根吸収が起こることがあります。
・矯正用の取り外し式ゴムを指示通り使用しなかったり、口腔の悪習癖が改善されない場合、計画している歯の動きが得られないことがあります。
・歯の裏側にブラケットを装着して治療を行う場合、装着後一定期間発音障害が起こることがあります。
治療費用
約90万円