MFT
2017/06/27院長ブログ
MFTとは、舌突出癖や異常嚥下癖、また舌と口唇の位置などを、患者さん自身のトレーニングにより好ましい行動パターンに変えることを目的にしたものです。これらの好ましくない癖はしばしば不正咬合の原因になることがありますし、矯正治療中において歯の動きを妨げることがありますので注意が必要です。
当医院では、必要な患者さんに対してMFT指導を行っております。
代表的なMFTについて二つご紹介いたします。みなさん、舌突出癖という言葉をご存知でしょうか?舌突出癖とは物を飲み込む(嚥下)ときや安静時に舌が前歯の裏側に当たり舌の力で歯を押しだすことをいいます。舌突出癖があると上顎前突や開咬などの不正咬合を引き起こします。また矯正治療中に歯の動きを妨げることもあり、その結果として治療期間の長期化につながります。そして矯正治療終了後もこのような悪習癖が後戻りを起こすこともあります。
それでは舌の正しい位置とは?
☆舌の正しい位置を覚えましょう。
スポット→口蓋ヒダ(上顎のなみなみしている部分。)
安静時や物を飲み込むとき、舌の先はスポットに置いておきましょう。
☆正しい飲みこみを覚えましょう。
舌癖や異常嚥下癖がある場合、患者さんの意識によりトレーニングを毎日継続して行うことにより、それらは必ず改善します。
矯正治療が成功につながるよう日頃から舌癖には気をつけましょう。